アクセスID認証
アクセスID認証とは、事前に「アクセスID」を発行し、その「アクセスID」にて認証を行う認証方式です。
「アクセスID」には、接続回数や接続時間、有効台数といった条件を設定することが可能です。
- アクセスID設定
- アクセスID設定項目
- アクセスIDの作成方法
- アクセスIDの登録上限について
- アクセスIDの削除
- アクセスIDの有効台数と有効期限について
- 旧アクセスIDと新アクセスIDの変更点
- 2回目の認証(ベーシック認証、アンケート認証)を出したくない場合
アクセスID設定
アクセスIDを設定する場合、二段階の設定が必要です。 1. 認証画面にアクセスIDを表示する設定 1. アクセスIDの作成
アクセスIDを認証画面に表示する
アクセスID一覧への移動
アクセスID認証の場合、他の認証とは別画面でID設定・発行・確認を行います。
1. 認証一覧のアクセスID一覧ボタンを押します
(認証一覧は通常認証、GW認証、VLANグループ認証毎にあります) 1. アクセスID一覧に移動します 1. 新しくIDを発行する場合は、一覧内にある「新規アクセスID作成」ボタンを押してください
アクセスID設定項目
項目 | 内容 | 例 |
---|---|---|
アクセスIDグループ名称 | アクセスIDをグループ分けして作成します。グループの名前を設定できます。 | XX施設用 |
作成方法 | 自動生成 、手動生成 、一部入力 から選択できます。詳細は作成方法に記述します。 |
手動生成 |
ラベル | アクセスIDに設定するラベルです。一度に複数のアクセスIDを発行する場合は同一のラベルが生成されます。 | 1時間有効 |
アクセスID | ユーザーが入力するアクセスIDです。一度に複数のアクセスIDを発行する場合は連番の数字が添加されます。 自動生成の場合は、連番ではなく、ランダムな英数字のIDが発行数分生成されます。 |
SAMPLE000001 |
対象ポート | VLANグループ認証設定でアクセスIDを作成する場合は、こちらでそのVLANグループのポートを必ず選択してください。 | |
通常認証設定 | 認証の設定を通常 、時間指定 、時刻指定 、期間指定 から選択してください。通常 の場合は、接続可能回数 と日数 、接続時間 を選択してください。接続時間上限:日ー 9999日 /時間ー99,999時間 上限は手入力で行った場合になります。 接続時間の 日 は0:00~23:59を意味します。24時間設定にしたい場合は、0日24時0分で設定してください。 |
5回/1日 0日1時間0分 |
時間指定 | 認証の設定を通常 、時間指定 、時刻指定 、期間指定 から選択してください。時間指定 の場合は、何時間利用できるか を指定します。 |
05:00 |
時刻指定 | 認証の設定を通常 、時間指定 、時刻指定 、期間指定 から選択してください。時刻指定 の場合は、何時から何時まで利用できるか を指定します。 |
15:00~21:00 |
期間指定 | 認証の設定を通常 、時間指定 、時刻指定 、期間指定 から選択してください。期間指定 の場合は、接続可能な期間 を指定します。 |
2021/02/22 00:00 ~ 2021/02/28 00:00 |
有効台数 | アクセスIDの有効台数を設定できます。下記別項目をご確認ください。 |
|
認証保持期間 | 認証保持期間内であれば、2回目以降の認証を認証設定で設定している認証方式にすることができます。 また、 保持期間=ID有効期限 のため、保持期間が切れたIDを同端末で再利用はできません。下記別項目をご確認ください。保持期間上限: 9999日 上限は手入力で行った場合になります。 |
1日 |
オプション | 発行済みのアクセスIDをCSV出力するとき にオプション情報を添加することができます。何らかの識別子としてご利用いただく想定です。 |
XX用 |
CSV取り込み | CSVテンプレートを使用して、アクセスIDを一括発行することができます。テンプレートに関しては、下記の詳細項目をご確認ください。 | -- |
発行数指定 | アクセスIDを一度に複数作成したい場合に、発行数を指定します。 複数発行する場合は、アクセスIDの項目に入力した値の末尾に自動的に連番で数字が添加されます。 |
アクセスIDの作成方法
アクセスIDには4種類の作成方法があります。
作成方法 | 内容 |
---|---|
自動生成 | アクセスIDを自動生成します。アクセスIDの名称は自動で割り当てられます。 |
手動生成 | アクセスIDを手動で1つ生成します。アクセスIDの名称はユニークである必要があります。 |
一部入力生成 | アクセスIDの一部を手動で入力し、語尾に連番で数値が割り振られます。 |
CSV一括生成 | CSVファイルのアクセスID設定情報を元にアクセスIDを一括で発行できます。 |
桁数について
ID
IDを自動生成以外の方法で作成する場合は、以下をご確認ください。
IDは英数字4桁以上16桁まで作成可能です。
ただし、一部入力生成の場合は4桁以上13桁までしか入力できません。
ラベル
半角40桁(全角20桁)まで入力可能
作成されたIDについて
IDは全て大文字の英字と数字で作成されます。 作成時に小文字で入力しても大文字になります。
アクセスID作成画面で「popchattest」(手動生成)した場合
→アクセスID「POPCHATTEST」
※作成されたIDは大文字で作成されますが、実際に利用者がIDを認証画面で打ち込む際は小文字でも大文字でも認証されます。
アクセスID「POPCHATTEST」の場合
認証画面では「POPCHATTEST」/「popchattest」どちらでも認証されます。
CSV一括作成時のCSVテンプレート
CSVに記載されている内容でアクセスIDを自動発行します。アクセスID作成
のページから、テンプレート
を押下してダウンロードできます。
CSVに記載すべき内容は以下の通りです。
項目 | 内容 | |
---|---|---|
label | アクセスIDを識別するための任意のラベルです。 | |
id | アクセスIDになります。これは全体でユニークである必要があります。 | |
option | 発行済みのアクセスIDをCSV出力するとき に表示されます。 |
CSV作成時の注意点
- 電話番号など「0」から始まるものに関してテンプレートに張り付ける場合、張り付ける行の書式は文字列にしてください。
一度貼り付けて保存した後は再度の保存はしないでください。
2度保存した場合、エクセルの使用上先頭の「0」が無い状態で保存されます。
- テンプレートのid欄にスペースが入っている場合は登録ができず、エラーになります。ご注意ください。
アクセスIDの登録上限について
- アクセスID作成時、一回で作成できるID数はCSV取込であっても、管理画面の発行数指定であっても、5000件まで。
- 1アカウントで登録できるIDの上限数は100,000件です。
(仮に上限まで登録される場合は5000件のCSV取込が20回必要です)
アクセスIDの削除
アクセスIDを削除すると、そのアクセスIDを利用した際に保持されている認証は、その時点で全て解除されます。
接続中の場合は、接続は解除されず、接続終了予定時刻に認証が解除
されます。
アクセスIDの有効台数と有効期限について
有効台数について
1つのアクセス ID を複数の端末で利用する設定が可能です。
その場合、IDで利用できる端末数を有効台数に設定してください。
また、一度使用したIDは同じ端末では利用できません。
- 有効台数0台について
アクセスID作成画面では、有効台数0台という設定ができるようになっていますが、こちらは「認証させる台=0台」ではなく、「有効台数を決めない=台数無制限(何台でも使用できる)」という意味になりますので、ご注意ください。
有効期限について
IDの認証保持期間=有効期限となります。
認証保持期間が過ぎたアクセスIDは同端末で再度使用はできません。
認証保持期間が0日の場合も、接続が切れた時点で、そのIDは同端末での使用はできません。
認証保持期間0日について
認証保持期間を0日に設定した場合、認証が保持されませんので、一度接続するだけの使い切りとなります。
例 : 通常認証ー3回/1日 1時間 こちらの認証の保持期間を0日/1日にした場合を以下に表示いたします。
保持期間0日
認証 接続時間 1回目 ○ 1時間 2回目 × × 保持期間を1日にした場合
認証 接続時間 1回目 ○ 1時間 2回目 ○ 1時間 3回目 ○ 1時間 4回目 × ×
有効台数/有効期限について
※2回目の認証からベーシック認証又はアンケート認証を表示します。
画像の例(ID:test01)の場合、2日目、3日目にネット接続する際には、まずベーシック認証かアンケート認証を行なってからネットが使用できます。
旧アクセスIDと新アクセスIDの変更点
新しい仕様のアクセスIDと前仕様のアクセスIDではどう違うのか、変更がある部分だけを記載した表を下記に記載しています。
ご確認ください。
機能 | 旧アクセスID | 例/内容 | 現アクセスID | 例/内容 |
---|---|---|---|---|
回数制限 | のべ回数でカウント 端末数は関係なく、IDを利用された回数のみカウントする |
回数:3回 1端末で同IDを3回利用 3端末で同IDを1回ずつ利用 どちらも利用可能 |
回数×台数カウント 1端末につき何回利用可能かのカウントであり、回数の上限まで利用した端末は再度そのIDを利用することはできない |
回数:3回 / 端末数:3台 1端末3回まで利用可能、回数が3回(上限)になった端末は同じIDを利用することはできない。 この設定内容で3端末まで同ID利用可能 |
認証保持期間 | IDが1回利用する毎の認証保持期間設定 | 1端末がIDを利用できる有効期限 | ・通常認証 端末にIDを利用された日からカウントされる ・期間指定 指定期間=認証保持(有効)期限となる為、認証保持期間の設定不要 ・時刻/時間 認証保持を設定しない場合は使い切りIDとして使用可能、設定した場合は期間終了まで2回目以降の認証が行われる 時刻指定の例(以下参照) アクセスIDの有効台数と有効期限について 有効台数/有効期限について |
2回目の認証(ベーシック認証、アンケート認証)を出したくない場合
どの認証が2回目の認証を出さないか、以下表をご覧ください。
※こちらは認証保持期間を3日に設定していることを仮定しています
指定 | 2回目の認証 |
---|---|
通常認証設定 | 出す |
時間指定 | 出す |
時刻指定 | 出す |
期間指定 | 出さない |
通常認証設定@ | 出さない |
通常認証設定@・・・認証保持期間0日、回数=無制限/日数=無制限、接続時間=認証保持したい日数
期間指定と通常認証設定@はずっと接続状態の為、2回目の認証は表示されません。
- 注意点
ずっと接続中のため、有効期限(期間指定:期間終了/通常認証設定@:接続時間終了)が切れるまで認証し続けており、この場合、クラウド認証数にずっとカウントされています。