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ゲストWi-Fi・フリーWi-Fiの利用可能時間・回数・期間を制限する

2025.03.18 メルマガ

お知らせ事項

今回のお知らせは、企業や自治体のお客様が、業務用途とは別に用意し、開放/提供するWi-Fi、
いわゆる、
・ゲストWi-Fi
・フリーWi-Fi
・公衆Wi-Fi
の利用客に対して「無制限にご利用どうぞ」という訳にはいかない、と考えられている場合に有効な設定のご案内です。

  1. 無制限にWi-Fi利用OKとして困る理由
  2. Wi-Fi利用可能な時間帯、時間の長さを制限する
  3. Wi-Fi利用可能な期間、回数を制限する。
 

 

1.無制限にWi-Fi利用OKとして困る理由

 

企業や自治体のお客様が、業務用途とは別に、施設来訪客(ゲスト)に開放/提供するWi-Fi環境を用意する理由としては、Wi-Fiサービスの提供そのものは無料であっても、最終的(間接的)には、
・ブランド認知やサービスに対する顧客満足度が上がる
・来訪客数が増える
・滞在時間が伸びる分だけ購買金額が増える
・上記について、競合他社に負けないようにする
など、経済的なフィードバックを構成する一要素としての期待があります。
言い換えると、来訪客へのWi-Fi提供は手段であって目的ではない訳ですね。

一方で、そのような施設側の意図はお構いなしの、Wi-Fi利用だけを目的とした来訪客が、当然ありえます。
企業であれ自治体であれ、Wi-Fiのインフラ整備も維持も運用も、当然ですが、コストがかかります。
来訪客へのWi-Fiサービス提供の趣旨から大きく逸脱するWi-Fiの使われ方は、出来れば避けたいのが本音です。
例えば、コーヒー一杯で何時間もWi-Fiを使われるのは、良いコスパとは言えませんし、席の長時間占有が回転率にも悪影響です。

ましてや昨今では、Wi-Fi利用者の目的について、「自宅ではプロバイダー契約から自分だとバレるのを避けるため」という可能性が、普通に想定されます。

そのような、たちの宜しくない利用者のWi-Fi利用目的の実態として、「悪用」「犯罪利用」の可能性も当たり前レベルにありえます。
例えば、某動画SNS上には、著作権的に違法な動画が溢れかえっていますし、その他ネット上で広く、企業や人物に対する誹謗中傷や名誉毀損が見られます。
違法通信の発信元として利用される事まで想定するとなると、課題はコストだけに留まらず、リスクも考えなければなりません。

 

2.Wi-Fi利用可能な時間帯や時間の長さを制限する

 

ゲストWi-Fi、フリーWi-Fiのネットワークに対して、POPCHAT-Xシリーズ製品を組み込んでいただくことにより、Wi-Fi利用可能な「時間帯」や「時間の長さ」の制限が可能になります。

■Wi-Fi利用可能な時間帯を制限する
POPCHAT-XシリーズをWi-Fiネットワークに組み込んでいただく事により、以下の点で制御が可能となります。
・Wi-Fi利用可能な時間帯の制限をする/しない。
・Wi-Fi利用可能な時間帯の開始時刻(時:分)
・Wi-Fi利用可能な時間帯の終了時刻(時:分)

■Wi-Fi利用可能な時間の長さを制限する
POPCHAT-XシリーズをWi-Fiネットワークに組み込んでいただく事により、以下の点で任意の制御が可能となります。
・認証(利用登録)の成立1回あたりでWi-Fi利用可能な時間の長さ。

■導入事例
東京都の病院(病床数485床)

【相部屋入院患者】
利用可能な時間帯設定
・8:30~21:00
1回認証あたり利用可能な時間の長さ設定
・1時間0分

【個室入院患者】
上記どちらの点でも無制限

 

3.Wi-Fi利用可能な期間、回数を制限する。

 

同じく、ゲストWi-Fi、フリーWi-Fiのネットワークに対して、POPCHAT-Xシリーズ製品を組み込んでいただくことにより、Wi-Fi利用可能な「期間」を指定した上で「回数」の制限が可能になります。

■Wi-Fi利用に関して指定期間内の回数を制限する
この制限に関して、POPCHAT-Xシリーズ導入事例で最も多い設定パターンは、以下の通りです。
・期間指定「1日」における利用可能な上限回数を設定する。

■導入事例
上述の同病院
【相部屋入院患者】
・1日あたり最長1時間を3回利用可能

【個室入院患者】
・回数/期間について無制限

■「1日間で◯回利用可能」以外に可能な設定パターン
・1回あたりn時間のWi-Fi利用を、30日間の中で◯回利用可能
・1回あたりn時間のWi-Fi利用を、2週間の中で◯回利用可能
・1回あたりn時間のWi-Fi利用を、1週間の中で◯回利用可能
・1回あたりn時間のWi-Fi利用を、5日間の中で◯回利用可能
・1回あたりn時間のWi-Fi利用を、3日間の中で◯回利用可能

■補足
上記「n時間」の設定値は、「n日」や「n分」のみの設定も可能です。

また、メールアドレス認証やコールバック認証など、クリックだけでなく面倒な文字入力が必要な認証方法を導入の場合、指定期間内のご利用2回目以降において、当該入力作業をスキップして簡易に接続できるように、指定した期間、認証用の当該登録情報をPOPCHAT-Xシステム側で記憶しておくことにより、利便性を高める設定も可能です。

上記のWi-Fi利用時間(帯および長さ)や回数の制限機能は、どれもPOPCHAT-Xシリーズの基本機能であり、オプションライセンスの追加不要、且つ、ごく簡単な設定で導入可能です。

是非、有効活用してください。

 

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