POPCHAT-X導入ガイド:利用者グループごとに管理できる「タグVLAN構成」
お知らせ内容
いつもPOPCHATをご利用いただき、ありがとうございます。
このメールマガジンでは、POPCHAT-Xをより効果的にご活用いただくための導入ポイントや構成のコツを、シリーズ形式でわかりやすくお届けしていきます。
【第4回】POPCHAT-X導入ガイド:利用者グループごとに管理できる「タグVLAN構成」
第4回のテーマは「タグVLAN構成」。
利用者の種類や用途ごとに、Wi-Fiネットワークを分けて管理したい場合に非常に有効な構成です。
◆ タグVLAN構成って何?
タグVLAN構成では、POPCHAT-Xが「VLANタグ」をもとに、Wi-Fi端末をグループ分けして制御を行います。
タグとは、ネットワーク上の通信に付与される「この通信は〇〇用です」という識別情報のようなもの。
POPCHAT-Xは、このタグを読み取って、グループごとの認証や通信制御を行えるのが特長です。
◆ 構成イメージ
▼タグVLAN構成図(テキスト図解)
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[インターネット]
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[上位ルーター]
|
\\ POPCHAT-X //
|
[SW-HUB(タグVLAN対応)]
|
[Wi-Fi AP(複数SSID)]
|
SSID1:入院患者用(VLAN10)
SSID2:外来患者用(VLAN20)
SSID3:医療スタッフ用(VLAN30)
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VLANのタグによって、POPCHAT-Xは端末をグループごとに認証・制御できます。
◆ ここがポイント!
1.タグVLANのみ対応
POPCHAT-Xが対応しているのは「タグVLAN」のみ。ポートVLANは非対応ですのでご注意ください。
2. 認証グループ単位で制御可能
タグVLANごとに異なる認証・通信制御ポリシーを設定できるため、「利用者に合わせた柔軟な運用」が実現できます。
3. 医療・宿泊施設などで実績多数
・医療現場:入院患者/外来患者/医局でネットワークを分離
・ホテル:AP単位でVLAN設定し、部屋ごとに管理可能
◆ よくあるご質問
Q. SSIDが複数あればPOPCHAT-Xでグループ管理できますか?
→ はい。SSIDごとに異なるタグVLANを割り当てていただければ、POPCHAT-Xがグループ単位で認証・制御を行えます。
次回予告
次回は「ポートVLAN構成」についてご紹介します。
POPCHAT-Xが非対応の構成だからこそ注意したいポイントを中心に解説していきます!