ホテル案件にて導入を検討中。5000ユーザほど認証する場合、数台(HyperPOPCHAT-X 2台)必要でしょうか…
ホテル案件にて導入を考えているのですが、構成や仕様について以下ご教授いただけますでしょうか。
【1】5000ユーザほど認証する場合、数台(HyperPOPCHAT-X 2台)必要でしょうか。
もしくは、1台でも構成できるのでしょうか。
【2】冗長は可能でしょうか。
【3】複数導入する場合、VLANは分ける必要がありますでしょうか。
※同じVLANでは管理できないとの話を聞いておりまして。
お問い合せの日付
2024年8月5日
お問い合せの方のご状況
クライアントのネットワーク構築にPOPCHATの導入を検討中のシステム構築会社様
【回答事例】複数台が必要となります…
お問い合せを頂き誠にありがとうございます。
【1】5000ユーザほど認証する場合、数台(HyperPOPCHAT-X 2台)必要でしょうか。もしくは、1台でも構成できるのでしょうか。
複数台が必要となります。
参考資料として添付ファイルをご参照いただけますでしょうか。
(*当記事にはファイルは添付されたおりません。)
POPCHAT-Xシリーズ各機種ごとの「同時接続上限数」について、POPCHAT-Xにとっての「同時」を意味する時間の長さに関する設定値が、「1回あたりの接続時間」に設定する時間(日・時・分)です。
例えば、HyperPOPCHAT-Xという機種であれば、同時接続上限数のスペック値は、2,000ですので、御社にて設定される「1回あたりの接続時間」の間に、最大2,000端末ユーザー分を認証登録し、インターネットへと通信処理することが可能です。
また、物理的に搭載するEthポートが、1Gですので、同時にアクティブな通信を実行するユーザー数の多い/少ないに関わらず、総帯域として、1G以上は出ません。
その点も適切に考慮して、台数構成をご検討いただければ幸いです。
【2】冗長は可能でしょうか。
いえ、あいにくですが、アクティブ-アクティブのホットスタンバイによる障害時自動切り替えのような、厳密な意味での冗長化には対応しておりません。
以下の2種類の代替対策をご案内しております。
1) 1台必要なところに2台アクティブ機としてご購入いただく。
2台ともWAN側を当社クラウドに接続させておくが、LAN側は1台のみ本番稼働ネットワークに接続。
こうする事で、2台間で以下のセッティングを維持していただけます。
・設定の自動同期 :× →手動で設定移行が必要
・バージョンの同期:◯
・障害時の自動切替:× →手動で切替が必要
・認証データの共有:◯
2) 別途販売されている「予備機」を購入してコールドスタンバイ
「予備機」扱いで購入いただいたPOPCHAT-X機器は、本番環境に代替設置の上で、本番機に付属の専用USB(ライセンス有効化キー内蔵)を挿入する事で、以下の状態で復旧します。
・設定の自動同期 :◯ →クラウド上に保存されていた設定が自動で反映
・バージョンの同期:× →サポートデスクによるリモート対応が必要
・障害時の自動切替:× →故障機との入れ換えは手動
・認証データの共有:◯ →クラウド上に保存されていた認証情報が自動で反映
※「予期機価格」は通常の本番稼働機より価格が低く抑えられています。
【3】複数導入する場合、VLANは分ける必要がありますでしょうか。 ※同じVLANでは管理できないとの話を聞いておりまして。
はい、以下のポイントを基本設定要素としてご考慮いただけますでしょうか。
・POPCHAT-X機器1台で認証の対象として収容、認識できるネットワークは、1セグメント(L2構成1サブネット)のみ。
・クライアント端末からPOPCHAT-X機器までの通信経路は、 L2構成が必須。
(端末からのDHCP等のブロードキャストがPOPCHAT-Xに届く)
以上、ご確認をどうぞ宜しくお願い致します。
注意
お問い合せいただいた時点でのPOPCHATの仕様やサービスモデルに基づいた、その時点での回答をご紹介しております。
その後のバージョンアップや機能追加などにより、一部最新のPOPCHAT製品情報によるご案内とは異なる部分があり得ますことを、ご了承ください。