【事例】注意喚起!ホテルWi-Fiの盗撮利用
シリーズ連載:電波だけのゲストWi-Fiは無防備過ぎて危険です。
お知らせ事項
今回は、以下の内容をご案内させていただきます。
- ホテルの客室Wi-Fiが盗撮利用された事例
- 同様事案の再発防止のためのPOPCHAT製品導入
- 最近のお知らせ幾つか振り返り
1.ホテルの客室Wi-Fiが盗撮利用された事例
■事例情報の共有
いつの間にか一つの客室内でWebカメラが設置されていて、そのWebカメラはホテルで整備した客室Wi-Fiに接続しており、撮影データを見知らぬ外部に送信していた、との事です。
ゲストWi-Fiにおいて、無線接続対象のSSIDとパスワードをセットで客室利用者に伝えざるを得ないというのは、ホテルに限らず色んな業態の施設に共通する事情ですが、そのホテルでは、他の多くのホテルがそうであるように、無線LAN接続時のパスワードを、日替わりや週替わりで変更などの運用を行っておらず、盗撮データを送信されてしまっている状態が、何日も続いてしまっていた、と仰っていました。
パスワードが公開され、暫く(長らく)変更されない状態のWi-Fi環境が持つリスクその物、いう事例ですが、パスワードを日替わりや週替わりのような頻度で変更するという運用は、現実的に難しいことだというのも、理解できるご事情だと思われます。
2.同様事案の再発防止のためのPOPCHAT製品導入
上述の事例は、POPCHAT製品を導入いただいているお客様ホテルの話、ではなくて、POPCHAT製品を導入するきっかけ、理由としてそういう事があり、再発防止の為に導入いただいたという、あるお客様での事例です。
POPCHAT製品を導入し、Wi-Fi利用時には認証ページが必ず表示される設定とし、人為的に認証を実行しなければインターネットに接続できない状態にすることで、Webカメラのようなデバイスを接続されてしまう事を防ぐ、という事で導入をいただきました。
同様の事案がいつ起こってもおかしくなさそうな、似たようなWi-Fi状態のホテルを、結構な多数お見かけしますので、ホテルへのご提案機会のある販社の皆さまに、情報を共有させていただこうと考えた次第です。
もちろん、そのような所謂「悪人」が次から次へと宿泊に来られる訳ではありません。大多数の宿泊客の方々が、善良な一般人であるのは間違いなく事実な訳ですが、100人に一人か、200人に一人か、或いは1000人に一人なのかもしれませんが、このようなSNS全盛の時代に、そのような不運な巡り合わせに当たってしまう事のリスクは、計り知れないと思われます。
客室数の多いホテルほど、そのような行為を行う「悪人」との遭遇頻度も必然的に高まります。
皆さまがご提案機会のあり得るホテルのお客さまで、上記の危険性に対して未対策のお客様がいらっしゃいましたら、是非、対策としてのご提案をお願い致します。
今は、ちょっとしたイタズラ心で思いついた悪用行為を、簡単に実現できてしまえるような便利な機器、ツールが多数存在して、簡単に手に入れられてしまう世の中ですので、尚更のご注意喚起をお客様に行っていただければ幸いです。
最近のお知らせ幾つか振り返り
・【提案依頼】あと2年以内の旧POPCHAT機器更改
・【注意】古いPOPCHATは危険です!
・【大幅改修】POPCHAT-X(v2.0.0β)「安心のv2入っている?」
・【ホテル】設定値見直しの推奨:ネットワーク安定稼働2種類の制御
・2024年4月~のPOPCHAT-Xシリーズ各製品の価格改定について