POPCHAT-X関連アップデートのお知らせ(2021.5.20)
リリース日
2021年5月20日(金)12:00~
POPCHAT-X アップデートの概要
【対象システム】
POPCHAT-XシリーズおよびPOPCHAT-Xクラウド認証基盤
- 認証用アクセスID、QRIDの仕様変更
- 認証画面「認証規約」編集機能の追加
- その他不具合対応
それぞれ、個別の詳細は、以下の通りです。
1.アクセスID、QRIDの仕様変更
認証用に登録、発行するアクセスID、並びにアクセスID認証と同ロジックで処理される派生認証機能であるQR認証(病院等)のQRIDにおいて、1) 回数制限に関する仕様変更、2) 認証保持に関する仕様変更、以上2点の仕様変更がリリースとなっています。
項目 | 以前の仕様 | 新たな仕様 |
回数制限 | 延べ回数でカウント (MACアドレス単位)。 【通常認証設定】の場合 :設定値「3回」→動作「1台で3回利用 or 3台で1回づつ利用可能」。 【時間/時刻/期間設定】の場合 :設定値「3台」→動作「1台で3回 or 3台で1回づつ利用可能」。 |
回数×台数カウント 【通常認証設定】の場合 :設定値「3回」&「3台」→動作「3端末(MACアドレス)でそれぞれ3回利用可能」。 【時間/時刻/期間設定】の場合 :設定値「3台」→動作「3端末(MACアドレス)でそれぞれ1回利用可能」。 |
認証保持 | IDを1回使用するごとの認証保持期間の設定 | 【通常認証設定】の場合 :IDが使用された時点からの有効期間とする。 【期間設定】の場合 :指定期間中は認証保持する。 【時刻/時間設定】の場合 :1回使い切り、認証保持が設定されている場合はその期間は2回目以降の認証として処理される。 |
*注意)
この仕様変更のアップデート実行に伴って、一部のお客様に以下の影響がございます。
【影響範囲】
アクセスIDをすでに発行して利用をしているお客様で
・通常認証設定:回数
・時刻/時間/期間設定:台数
このような設定をしているアクセスIDにおいて、該当のアクセスIDが今回の仕様変更で回数と台数のカウントがリセットされます。
*合わせて、
POPCHAT-Xオンラインマニュアルの「認証方式」→「アクセスID認証」のページもご確認ください>>。
認証画面「認証規約」編集機能の追加
元々、認証画面に掲載の2つの利用規約「Wi-Fiサービス利用規約」「認証サービス利用規約」のうち、「Wi-Fiサービス利用規約」についてはお客様にて、全文自由に編集が可能でしたが、「認証サービス利用規約」については、通信サービスとしての契約条項という性格の内容ではなく、認証関連データの保管/取扱/必要に応じた警察・裁判所等への開示対応に関する責任の一元化及び明確化を主旨としたものであり、お客様にて編集不可の原則となっておりました。
先頃お寄せいただいたお客様リクエストに応える形で、「認証サービス利用規約」についても編集機能が追加となりました。
これに伴って、認証関連データの管理責任者をお客様ご自身としていただく扱いが可能となり、認証ログデータをご指定先へ転送する設定も可能となっております。
*「認証設定-基本設定」
設定項目は、以下の通りです。
・デフォルト認証規約を利用する/自社で認証情報を管理する。
・認証情報送付先サーバアドレス
※https形式で送付するためWebサーバの準備が必要になります。
・カスタム/表示しない
※カスタムを選択する場合任意の認証規約をテキストで記載ください。
※補足No.1
本機能追加に伴いCookie利用のON/OFF項目がなくなります。
自社で認証情報を管理するの場合はCookie利用はOFFの状態となります。
デフォルト認証規約を利用するとするとCookie利用はONの状態となります。
※補足No.2
認証ログ送付データフォーマットについて、別途、当Webサイトの資料ダウンロードページにてご確認ください>>。
その他不具合対応
以下の不具合やUIデザインを改修致しました。
- POPCHAT-X Dashboardのユーザアカウントで、ゲートウェイ編集画面から設置場所以外の項目が編集できてしまう。
- POPCHAT-X Dashboardで強制認証を実行時、ダッシュボードの終了時刻がUTC表記となってしまう。
- POPCHAT-X Dashboardご利用開始のためのパスワード設定メールで、有効期限がUTC表記となってしまう。
- POPCHAT-X Dashboardのゲートウェイ -> 各種設定 -> オプション設定の代理プロキシ設定のUIを修正
以上。